JSON を使用して Tenable Nessus をデプロイする
JSONファイル config.json を使用して、Tenable Nessus スキャナーを自動的に設定してデプロイできます。お使いのオペレーティングシステム上でのこのファイルの場所を確認するには、デフォルトのデータディレクトリを参照してください。
インストール後に初めて Tenable Nessus を起動すると、Tenable Nessus は最初に環境変数が存在するかどうかを確認し、次に config.json ファイルを確認します。
config.json ファイルの場所
config.json ファイルは以下の場所に配置してください。
- Linux : /opt/nessus/var/nessus/config.json
- Windows: C:\ProgramData\Tenable\Nessus\nessus\config.json
Tenable Nessus ファイル形式の例
{ "link": { "name": "sensor name", "host": "hostname or IP address", "port": 443, "key": "abcdefghijklmnopqrstuvwxyz", "ms_cert": "CA certificate for linking", "retry": 1, "proxy": { "proxy": "proxyhostname", "proxy_port": 443, "proxy_username": "proxyusername", "proxy_password": "proxypassword", "user_agent": "proxyagent", "proxy_auth": "NONE" } }, "preferences": { "global.max_hosts": "500" },
config.json の詳細
config.json の、各セクションの個別設定の書式を以下に記載します。
注意 : すべてのセクションは省略可能です。セクションを含めない場合、そのセクションは Tenable Nessus を初めて起動したときには設定されません。その設定は、後で手動で設定できます。
リンク
link セクションでは、Tenable Nessus をマネージャーにリンクするための環境設定をセットします。
設定 | 説明 |
---|---|
名前 |
(オプション) スキャナーの名前。 |
host |
リンク先となるマネージャーのホスト名または IP アドレスです。 |
port |
リンク先のマネージャーのポート。 Tenable Nessus Managerの場合: 8834 またはカスタムポート。 |
key | Manager から取得したリンクキー。 |
ms_cert |
(オプション) マネージャーのサーバー証明書の検証に使用するカスタム CA 証明書。 |
proxy |
(オプション) プロキシサーバーを使用している場合は、次のように記載します。 proxy : プロキシサーバーのホスト名または IP アドレス。 proxy_port: プロキシサーバーのポート番号。 proxy_username: プロキシサーバーへのアクセスと使用が許可されているユーザーアカウント名。 proxy_password: ユーザー名として指定したユーザーアカウントのパスワード。 user_agent: ユーザーエージェント名 (プロキシで事前定義されているユーザーエージェントが必要な場合)。 proxy_auth: プロキシで使用する認証方法。 |
aws_scanner |
(オプション) Tenable Nessus スキャナーを AWS スキャナーとしてリンクするには、aws_scanner を true に設定します。 注意: このオプションは、Tenable Nessus スキャナーが AWS インスタンスですでに実行されていないと有効になりません。
警告: aws_scanner は、Amazon Linux 2023 AMI 環境ではサポートされていません。 |
環境設定
環境設定セクションでは、詳細な設定を行います。詳しくは、詳細設定を参照してください。
ユーザー
[user] (ユーザー) セクションでは、Tenable Nessus ユーザーを作成します。
設定 | 説明 |
---|---|
ユーザー名 | Tenable Nessus ユーザーのユーザー名。 |
password |
(オプションだが推奨) Tenable Nessus ユーザーのパスワード。 password の値を空にしてユーザーだけを作成した場合、Tenable Nessus は自動的にパスワードを生成します。そのユーザーでログインするには、nessuscli を使用して初めにユーザーのパスワードを変更してください。 |
role | ユーザーの役割。[disabled] (無効)、[basic] (基本)、[standard] (標準)、[administrator] (管理者)、[system_administrator] のいずれかに設定します。詳細については、ユーザーを参照してください。 |
type | [local] (ローカル) に設定します。 |