Tenable Nessus Agent のアップデート
インストールされたエージェントは、そのマネージャー (Tenable Vulnerability Management または Tenable Nessus Manager のいずれか) から自動的にアップデートを取得します。
どちらのマネージャーのユーザーインターフェースでも、エージェントアップデートプランを設定して、エージェントの自動更新後のバージョンを指定できます。詳細については、Tenable Vulnerability Management ユーザーガイドおよび Tenable Nessus Manager ユーザーガイドで説明されている手順に従ってください。
エアギャップのネットワークやインターネットが制限されているネットワークなどの特定のケースでは、エージェントアップデートを手動でダウンロードする必要がある場合があります。また、アップデートを個別のエージェントに直接インストールすることも、一括アップデートファイル tar.gz を Tenable Nessus Manager ディレクトリにインストールすることもできます。後者の場合、Tenable Nessus Manager は tar.gz アップデートファイルを使用して、リンクされた各エージェントにアップデートを配布します。
注意: 初期設定では、Tenable Vulnerability Management にリンクされたエージェントは、バージョンが一般公開 (GA) された一週間後に GA にアップデートされます。従って、その日以前に Tenable Vulnerability Management にリンクされたエージェントを手動で最新バージョンにアップデートする場合は、自動アップデートを無効にするか、更新プランで早期アクセス版リリースを選択してください。これを行うことで、エージェントが前のバージョン (GA) に自動的にダウングレードされないようになります。
Tenable Nessus Agent にアップデートを手動でインストールするには
注意: 以下の手順をオフラインのマシンで実行する必要がある場合は、インターネットにアクセスできるマシンで手順 1 から 3 を実行してください。手順 3 の後に、ダウンロードしたファイルをオフラインのマシンにコピーし、オフラインのマシンで手順 4 を実行します。
- Tenable Nessus Agent Downloads (Tenable Nessus Agent ダウンロード) ページに移動します。
-
ご使用のオペレーティングシステムに応じて、ダウンロードするエージェントアップデートファイルをクリックします。
[License Agreement] (ライセンス契約) ウィンドウが表示されます。
- [I Agree] (同意する) をクリックします。
アップデートファイルがマシンにダウンロードされます。
-
ご使用のオペレーティングシステムに応じて、次のいずれかを実行します。
注意: 以下の手順を完了するには、管理者レベルの権限が必要です。Windows次のいずれかを行います。
- ダウンロードした .msi ファイルをダブルクリックして、画面上の指示に従います。
-
ダウンロードしたパッケージの場所とファイル名を使用して、次のコマンドをコマンドラインインターフェースで入力します。
> msiexec /i <path-to>\NessusAgent-<version>.msi /qn
Linux-
コマンドラインインターフェースで、お使いの Linux 環境固有の install または upgrade コマンドを使用して、ダウンロードしたファイルをインストールします。
macOS-
ダウンロードした .dmg ファイルをマウントします。
# sudo hdiutil attach <path-to>/NessusAgent-<version>.dmg
-
パッケージをインストールします。
# sudo installer -package /Volumes/Nessus\ Install/Install\ <path-to>/NessusAgent-<version>.dmg -target /
オペレーティングシステムにより Tenable Nessus Agent アップデートがインストールされます。
場合によっては、アップデートをエージェントに直接インストールする代わりに、Tenable Nessus Manager にエージェントアップデートプログラムをインストールすることもできます。こうすると、リンクされたエージェントにアップデートが配布されます。
Tenable Nessus Agent の新しいバージョンがリリースされると、Tenable Nessus Manager はフィードアップデートを通じてそれらの新しいバージョンを認識し、リンクされたエージェントにそれらのアップデートを渡します。オフラインまたはエアギャップモードで登録された Tenable Nessus Manager は、新しいエージェントのバージョンを自動的には認識しません。次の手順に従って、最新の Tenable Nessus Agent アップデートファイルを手動でインストールし、エージェントのバージョンを更新する必要があります。
Tenable Nessus Manager にエージェントアップデートを手動でインストールするには
注意: 以下の手順をオフラインのマシンで実行する必要がある場合は、インターネットにアクセスできるマシンで手順 1 と 2 を実行してください。それから、手順 3 でダウンロードしたファイルをオフラインのマシンにコピーします。
-
Tenable Nessus Agent Downloads (Tenable Nessus Agent ダウンロード) ページに移動します。
-
nessus-agent-updates-<version>.tar.gz ファイルをダウンロードします。このファイルには、Tenable Nessus Agent をインストールできるすべてのオペレーティングシステムとプラットフォームのアップデートファイルが含まれています。
パッケージはシステム間で転送されるため、転送後は必ず MD5 チェックサムをプルしてファイルの整合性を検証してください。
-
tar.gz ファイルを Tenable Nessus Manager ディレクトリにコピーします。ファイルは、Tenable Nessus Manager ディレクトリ内のアクセス可能な任意の子フォルダーに貼り付けることができます。
-
お使いのオペレーティングシステムに応じて、次のいずれかのコマンドを実行してエージェントのアップデートファイルを準備します。
注意: 以下のコマンドを実行するには、管理者レベルの権限が必要です。Windows> C:\Program Files\Tenable\Nessus\nessuscli.exe update <\path\to\nessus-agents-update-<version>.tar.gz>
Linux# /opt/nessus/sbin/nessuscli update </path/to/nessus-agent-updates-<version>.tar.gz>
macOS# /Library/Nessus/run/sbin/nessuscli update </path/to/nessus-agent-updates-<version>.tar.gz>
アップデートパッケージは /remote ディレクトリにプッシュされます。このディレクトリがローカルエージェントストアとして機能します。
-
Tenable Nessus Manager ユーザーインターフェースの [Sensors] (センサー) > [Agent Updates] (エージェントの更新) をクリックして、リンク済みエージェントを自動的に更新するように Tenable Nessus Manager が設定されていることを確認します。.[Enable Agent Updates] (エージェント更新を有効にする) オプションが有効になっている場合はオフにします。
リンクされたエージェントは Tenable Nessus Manager に定期的にチェックインします。次回エージェントがマネージャーにチェックインしたときに、そのオペレーティングシステムに適用可能な新しいバージョンが自動的に提供されます。