Linux での Tenable Nessus Agent のインストール

次の手順を使用して、Linux システムに Tenable Nessus Agent をインストールします。インストール後、エージェントをマネージャー (Tenable Vulnerability Management または Tenable Nessus Manager) にリンクします。これにより、インストールの完了後にエージェントがスキャンデータの送信を開始できるようになります。

始める前に

警告: nessusd を実行している既存の Tenable Nessus AgentTenable Nessus ManagerTenable Nessus スキャナーがすでに存在するシステムに Tenable Nessus Agent をインストールする場合、インストールプロセスにより他のすべての nessusd プロセスが強制終了されます。この結果スキャンデータが失われる場合があります。

Tenable Nessus Agent をダウンロードする

Tenable Nessus Agent のダウンロードページで、ご利用のオペレーティングシステムに固有のパッケージをダウンロードします。

エージェントパッケージをダウンロードしたら、エージェントをインストールします。

エージェントのインストール

注意: 次の手順は root 権限を必要とします。

コマンドラインインターフェースを使用して、Tenable Nessus Agent をインストールします。

Linux インストールコマンドの例

ヒント: リンクする前にフルプラグインセットをインストールすると、一括インストール実行中に消費される帯域幅を減らすことができます。これは、プラグインセットの場所を指定する --file パラメーターを指定して nessuscli agent update コマンドを使用して行うことができます。この作業は Tenable Nessus Agent を開始する前に行う必要があります。例

/opt/nessus_agent/sbin/nessuscli agent update --file=./plugins_set.tgz

このプラグインセットは 5 日以内に入手したものである必要があります。入手後 5 日を超える古いプラグインセットでは、フルプラグインのダウンロードが強制的に開始されます。最新のプラグインセットは、Nessus Agent のダウンロードページからダウンロードできます。

注意: Nessus Agent をインストールした後に、/sbin/service nessusagent start コマンドを使用し、手動でサービスを開始する必要があります。Tenable では、ホストが再起動するたびに Nessus Agent サービスが開始されるよう、systemctl enable nessusagent を実行することも推奨しています。

コマンドラインを使用したエージェントのリンク付け

コマンドプロンプトで、nessuscli agent link コマンドを使用します。例

/opt/nessus_agent/sbin/nessuscli agent link

--key=00abcd00000efgh11111i0k222lmopq3333st4455u66v777777w88xy9999zabc00

--name=MyOSXAgent --groups="All" --host=yourcompany.com --port=8834

注意: リンクコマンド全体をコピーして、同じ行に貼り付ける必要があります。そうしないと、エラーが表示されます。

このコマンドがサポートする引数は次のとおりです。

引数 必須
--key

(必須) マネージャーから取得した値を使用してください。

マネージャーからリンクキーを取得するには、使用しているマネージャーに応じて、Tenable Nessus ユーザーガイド または Tenable Vulnerability Management ユーザーガイドを参照してください。

--host
--port

--name

エージェントの名前を指定します。エージェントの名前を指定しない場合、エージェントをインストールしているコンピューターの名前にデフォルトで設定されます。
--groups no

エージェントを追加する 1 つ以上のエージェントグループを指定します。インストールプロセス中にエージェントグループを指定しない場合、Tenable Nessus Manager または Tenable Vulnerability Management で、リンクされたエージェントをエージェントグループに後から追加できます。

注意: エージェントグループ名は、大文字と小文字を区別し、正確に一致する必要があります。エージェントグループ名は引用符で囲む必要があります (例: --groups="My Group")。

--offline-install

Tenable Nessus Agent は、オフラインでもシステムにインストールできます。コマンドラインオプション offline-install="yes" をコマンドライン入力に追加します。Tenable Nessus Agent は、定期的に Tenable Vulnerability Management または Tenable Nessus Manager へのリンクを試みます。

エージェントがコントローラーに接続できない場合、1 時間ごとに再試行します。また、コントローラーには接続できてもリンクに失敗する場合は、24 時間ごとに再試行します。

--cloud

--cloud の引数を指定し、Tenable Vulnerability Management にリンクします。

--cloud 引数は、--host=sensor.cloud.tenable.com --port=443 を指定するためのショートカットです。

警告: --cloud 引数は、FedRAMP 環境ではサポートされていません。--host=fedcloud.tenable.com --port=443 を指定する必要があります。

注意: 中国本土にある Tenable Nessus スキャナー、Tenable Nessus AgentsTenable Web App Scanning スキャナー、または Tenable Nessus Network Monitor (NNM) を介して Tenable Vulnerability Management に接続している場合は、sensor.cloud.tenable.com ではなく sensor.cloud.tenablecloud.cn で接続する必要があります。

注意: エージェントの Tenable Vulnerability Management へのリンクについての詳細は、Tenable Vulnerability Management ユーザーガイドセンサーのリンクを参照してください。

--network

Tenable Vulnerability Management にリンクされたエージェントの場合、エージェントをカスタムネットワークに追加します。ネットワークを指定しない場合、エージェントはデフォルトのネットワークに属することになります。

注意: ネットワーク名は引用符で囲む必要があります (例: --network="My Network")。

エージェントをインストールしてリンクしたら、Tenable では、マネージャーのユーザーインターフェースでエージェントを表示して、エージェントがマネージャーに正常にリンクされていることを確認することを推奨しています。

ヒント: エージェントのクローンを作り、Tenable Nessus Manager または Tenable Vulnerability Management にリンクしようとすると 409 エラーが表示される場合があります。このエラーは、他のマシンが、/etc/machine_id または /etc/tenable_tag ファイル内の同じ UUID 値にリンクされたために表示されます。この問題を解決するには、/etc/tenable_tag ファイルの値を有効な UUIDv4 値に置き換えます。/etc/machine_id ファイルが存在しない場合、/etc/tenable_tag を削除して新しい値を生成できます。

リンクされたエージェントの検証

エージェントをインストールしてリンクしたら、次の手順に沿って、マネージャーのユーザーインターフェースで新しいエージェントを表示します。

  • Tenable Vulnerability Management でリンクされたエージェントを検証する方法

    1. 左上にある メニュー ボタンをクリックします。

      左側にナビゲーションプレーンが表示されます。

    2. 左のナビゲーションプレーンで [設定] をクリックします。

      [Settings] (設定) ページが表示されます。

    3. [Sensors] (センサー) タイルをクリックします。

      [Sensors] (センサー) ページが表示されます。デフォルトでは、左側のナビゲーションメニューで [Nessus Scanners] (Nessus スキャナー) が選択され、[Cloud Scanners] (クラウドスキャナー) タブがアクティブとなります。

    4. 左のナビゲーションメニューで、[Nessus Agent] をクリックします。

      [Nessus Agent] ページが表示され、[Linked Agents] (リンクされたエージェント) タブがアクティブになります。

    5. リンクされたエージェントの表で新しいエージェントを見つけます。

  • Tenable Nessus Manager でリンクされたエージェントを検証する方法

    1. 上部のナビゲーションバーで、[Sensors] (センサー) をクリックします。

      [Linked Agents] (リンクされたエージェント) ページが表示されます。

    2. リンクされたエージェントの表で新しいエージェントを見つけます。