セキュアリレーのインストールのトラブルシューティング

-
原因: セキュアリレーのインストール中に、エンドポイントの検知と対応 (EDR) ソフトウェアまたはアンチウイルスプログラムが envoy.yaml 設定ファイルを自動的に削除して、インストールプロセスに干渉する場合があります。セキュアリレーが正しく機能するためにこのファイルは必要です。このファイルが削除されるとインストールは失敗します。
-
エラーメッセージ: EDR またはアンチウイルスソフトウェアが envoy.yaml ファイルを削除したことがインストール失敗の原因であると考えられる場合は、MSI エラーログをチェックすることで確認できます。MSI エラーログは、システムの TEMP フォルダーに生成されます。エラーメッセージ「Error: The file envoy.yaml is missing」を探してください。
このエラーがログにある場合は、おそらくセキュリティソフトウェアによって envoy.yaml ファイルがインストールプロセス中に削除されたことを示しています。
-
修正: この問題を解決し、インストールを成功させるには、次の手順に従います。
-
インストールフォルダーまたは設定ファイルをホワイトリストに登録します。
-
EDR またはアンチウイルスソフトウェアの設定で、ディレクトリ [Install_path]\Tenable.ad\SecureRelay\ をスキャンおよび削除の対象から除外します。
-
フォルダー全体を除外できない場合は、[Install_path]\Tenable.ad\SecureRelay\envoy.yaml ファイルをホワイトリストに登録することもできます。
-
-
インストールを再試行します。必要な除外を追加した後、セキュアリレーのインストールを再実行します。
-

-
修正
-
ディレクトリリスナーサーバーの環境変数「TENABLE_CASSIOPEIA_CETI_Service__Broker__Host」を確認します。
-
それが、セキュリティエンジンノードの IP アドレスに設定されていることを確認します。この変数がデフォルトの「127.0.0.1」に設定されていると、セキュアリレーのインストールが失敗します。
-
環境変数「TENABLE_CASSIOPEIA_CETI_Service__Broker__Host」を変更した後、Ceti サービスを再起動します。
-
セキュアリレーのインストールをやり直します。そうしないと、ロールバックしてリレーと Envoy の各サービスがインストールされたままになり、それ以上インストールが進まなくなります。
-

-
原因: セキュリティエンジンノードサーバーのアップグレードまたはインストール中に、Ceti サーバーの IP アドレスが設定されませんでした。インストーラーのデフォルト「127.0.0.1」になっています。
-
エラーメッセージ - 接続に失敗しました。リモートサーバーに接続できません。
一時停止状態の「tenable_envoy_server」サービスの場合: PowerShell コマンド netstat -anob | findstr 443 を使用して、現在ポート 0.0.0.0:443 を占有しているアプリケーションを特定します。別のアプリケーションを見つけた場合は、それを削除または停止して競合を解決し、「tenable_envoy_server」サービスが適切に機能するようにしてください。
修正
-
セキュリティエンジンノードサーバーにログインします。
-
分割セキュリティエンジンノードアーキテクチャを使用する場合は、Eridanis サービスを実行するサーバーにログインします。
-
-
[環境変数] を開き、変数名 ERIDANIS_CETI_PUBLIC_DOMAIN を見つけます。
-
ERIDANIS_CETI_PUBLIC_DOMAIN の変数値を編集して、ディレクトリリスナーの IP アドレスまたはホスト名を挿入します。
-
セキュアリレーサーバーにログインします。セキュアリレーインストーラーが既に開いている場合は終了し、セキュアリレーのインストールをやり直します。
警告: 必ずインストーラーを終了してから、改めてインストールを開始してください。インストーラーを終了せずにインストールを続行すると、インストールプロセスが中断し、それ以上進まなくなります (ブロッカー)。

-
原因: インストーラーがローカルサーバーの CA 証明書を見つけられません。
-
エラーメッセージ — 接続に失敗しました。基幹接続が閉じられました。SSL/TLS セキュアチャネルの信頼関係を確立できませんでした。
-
修正
-
ソースシステム (ディレクトリリスナーサーバー) または信頼できる CA 証明書が保存されているリポジトリにアクセスし、信頼できる CA 証明書を見つけます。通常は次のディレクトリにあります。
-
デフォルトの自己署名証明書の場所: “installation_drive”:\Tenable\Tenable.ad\DefaultPKI\Certificates\ca
-
カスタムの証明書の場所: “installation_drive”:\Tenable\Tenable.ad\Certificates
-
-
信頼できる CA 証明書ファイルをソースシステム (ディレクトリリスナーサーバー) からローカルサーバー (セキュアリレーサーバー) にコピーします。
-
セキュアリレーサーバーの信頼できる証明書ストアに証明書をインポートします。
-
インポートが正常に完了したら、セキュアリレーインストーラーを終了し、インストールをやり直します。
警告: 必ずインストーラーを終了してから、改めてインストールを開始してください。インストーラーを終了せずにインストールを続行すると、インストールプロセスが中断し、それ以上進まなくなります (ブロッカー)。
-