ホスト監査のプロパティ

次の表は、Tenable データストリームのホスト監査ペイロードファイルのプロパティを定義しています。サンプルファイルを確認するには、ホスト監査ペイロードファイルをご覧ください。

プロパティ データ型 説明
payload_id 文字列 Tenable Vulnerability Management から送信されたペイロードの ID。
version 整数 ペイロードのバージョン。この数値は、ペイロード構造が変更されると増加します。
type 文字列 ペイロードのタイプ (HOST_AUDIT_FINDING)。
count_updated 整数 ペイロードで更新されたオブジェクトの数。
count_deleted 整数 ペイロードで削除されたオブジェクトの数。
updates[] オブジェクトの配列 ペイロードで更新されたホスト監査オブジェクトが含まれます。
updates[].finding_id 文字列 検出結果の ID。
updates[].asset_uuid 文字列 コンプライアンスチェックが実行された資産の UUID。
updates[].first_seen 文字列 コンプライアンススキャンがコンプライアンスチェックで資産を最初に評価した ISO 日付。
updates[].last_seen 文字列 コンプライアンススキャンがコンプライアンスチェックで資産を最後に評価した ISO 日付。
updates[].audit_file 文字列 コンプライアンスチェックを含む監査ファイルの名前。
updates[].check_id 文字列 コンプライアンス検出結果の一意の識別子。この識別子は compliance_full_idcompliance_function_idCompliance_informational_id に基づいて生成されます。check_id は、基となっている識別子のいずれかが変更された場合に再生成されます。
updates[].check_name 文字列 コンプライアンスチェックを説明する名前。
updates[].check_info 文字列 コンプライアンスチェックの詳しい説明。
updates[].expected_value 文字列 コンプライアンスチェックに必要な値 (整数または文字列)。たとえば、パスワード長コンプライアンスチェックでパスワードが 8 文字であることが求められる場合、想定される値は 8 文字になります。手動チェックの場合、このフィールドにはコンプライアンスチェックに使用されるコマンドが含まれます。
updates[].actual_value 文字列 コンプライアンスチェックで評価された実際の値 (整数、文字列、表)。たとえば、パスワード長コンプライアンスチェックでパスワードが 8 文字であることが求められる場合、評価された値が 7 であれば、実際の値は 7 です。手動チェックの場合、このフィールドには実行されたコマンドの出力が含まれます。
updates[].status 文字列

監査チェックの結果ステータス:

  • PASSED - 資産がコンプライアンスチェックに合格した場合に返されます。

  • FAILED - 資産がコンプライアンスチェックで不合格だった場合に返されます。

  • WARNING - 判断を下せる合格基準がない場合に返されます (例: 管理者グループのメンバーが企業に適しているかどうかを確認する監査など)。

  • SKIPPED - チェックが資産に適していないとプラグインによって判断された場合に返されます。また、これはその他のさまざまなケースでも返される可能性があります (たとえば、チェックでオフラインのネットワークデバイスでデータを収集するためにダイレクトコマンドを実行する必要がある場合や、指定されたオペレーティングシステムでは実行されないコマンドがチェックに含まれている場合など)。

  • UNKNOWN - OVAL チェックのステータスを判断できない場合に返されます。このステータスは OVAL エンジンで設定されます。

updates[].reference[] オブジェクトの配列 コンプライアンスチェックに関する業界参照情報。
updates[].reference[].framework 文字列 コンプライアンスフレームワークの名前。
updates[].reference[].control 文字列 コンプライアンスフレームワーク内の具体的なコントロール。
updates[].see_also 文字列 コンプライアンスチェックに関する参照情報を含む外部ウェブサイトへのリンク。
updates[].solution 文字列 コンプライアンスチェックの修正情報。
updates[].check_error 文字列 コンプライアンス評価が失敗した場合に表示されるエラーメッセージ。
updates[].profile_name 文字列 ベンチマーク標準のプロファイルの名前。
updates[].db_type 文字列 コンプライアンスチェックでデータベースが評価された場合のデータベースのタイプ。
updates[].plugin_id 整数 コンプライアンスプラグインの一意の ID。
updates[].state 文字列

Tenable Vulnerability Management 状態サービスによって特定された状態。このフィールドは、最後に確認された検出結果が 2021 年 12 月以前の場合は NULL です。可能な値は以下のとおりです。

  • OPEN - 現在、資産にコンプライアンス検出結果が存在します。

  • REOPENED - コンプライアンス検出結果は以前に資産で修正済みとしてマークされていましたが、新しいスキャンによって再び検出されました。

  • FIXED - 資産にコンプライアンス検出結果がありましたが、検出されなくなりました。

  • ACTIVE - 現在、資産でコンプライアンスの検出結果がアクティブです。

API では、状態に関して、ユーザーインターフェースとは異なる用語を使用することに注意してください。ユーザーインターフェースの新規およびアクティブ状態は、API のOPEN状態にマッピングされます。ユーザーインターフェースの 再表面化状態は、API のREOPENED状態にマッピングされます。修正済み状態は同じです。

updates[].description 文字列 検出結果の詳細な説明。
updates[].audit_description 文字列 コンプライアンスチェックの詳しい説明。
updates[].compliance_benchmark_name 文字列 コンプライアンスベンチマークの名前 (例: CIS SQL Server 2019)。
updates[].compliance_benchmark_version 文字列 コンプライアンスベンチマークのバージョン (例: 1.2.0)。
updates[].compliance_control_id 文字列 CIS および DISA 監査において、複数の結果を単一の推奨に集約するための一意の識別子。この識別子は、CIS および DISA コンテンツの計算値およびハッシュ値であり、お客様がベンチマーク内で同じ推奨事項を評価するチェックと一致させることができます。
updates[].compliance_full_id 文字列 監査のコンテキストにおいて完全なコンプライアンス結果を識別するための一意の識別子。この識別子は、コンプライアンスチェック内のフィールドのハッシュです (外部参照を除く)。コンプライアンスチェック内のいずれかのフィールドが変更されると、識別子は変更されます。
updates[].compliance_functional_id 文字列 同じ方法でテストされたコンプライアンス結果を集計または比較するための一意の識別子。識別子は、実際にチェックを実行する監査内のコードのハッシュです。監査の機能評価が変更された場合、識別子が変更されます。
updates[].compliance_informational_id 文字列 同じ情報データのあるコンプライアンス結果を集計または比較するための一意の識別子。たとえば、同じソリューションテキストなどです。識別子は、コンプライアンスチェック内の情報フィールドとソリューションフィールドのハッシュです。これらのフィールドのいずれかが更新されると、識別子が変更されます。
updates[].synopsis 文字列 コンプライアンス監査の簡単な概要。
updates[].last_fixed 文字列 資産のコンプライアンスエラーが最後に修正された ISO 日付。
updates[].last_observed 文字列 資産のコンプライアンスの問題が最後に観察された (アクティブまたは修正済みになった) ISO 日付。
updates[].metadata_id 文字列 Tenable Vulnerability Management パイプライン結果の取り込みで使用される一意の識別子。
updates[].uname_output 文字列 資産に対する uname コマンドの出力。通常、オペレーティングシステムのタイプとバージョンが含まれます。
updates[].indexed_at 文字列 資産の監査が Tenable Vulnerability Management にインデックス化された ISO 日付。
updates[].plugin_name 文字列 コンプライアンスチェックの名前
updates[].asset オブジェクト 影響を受けている資産に関する詳細情報を含むオブジェクト。
updates[].asset.id 文字列 Tenable Vulnerability Management での資産の UUID。この値を資産の一意のキーとして使用します。
updates[].asset.ipv4_addresses[] 文字列の配列 資産に関連付けられている IPv4 アドレスのリスト。
updates[].asset.ipv6_addresses[] 文字列の配列 資産に関連付けられている IPv6 アドレスのリスト。
updates[].asset.fqdns[] 文字列の配列 資産に関連付けられている完全修飾ドメイン名 (FQDN) のリスト。
updates[].asset.name 文字列 資産の名前。
updates[].asset.agent_name 文字列 資産をスキャンして特定した Tenable Agent の名前。
updates[].asset.agent_uuid 文字列 このプロパティは、tenable_uuid を表します。この識別子は、エージェントまたはリモートの Tenable Nessus 認証スキャンのいずれかから生成されます。資産にエージェントが存在しない場合でも、[認証情報を使用してスキャンされたホストで一意の識別子を作成する] オプションが有効になっていれば、認証スキャン中に Tenable Vulnerability Management によって UUID が割り当てられます。注意: 認証なしの非エージェントスキャンでは、UUID は設定されないことに注意してください。
updates[].asset.tags[] オブジェクトの配列

Tenable Vulnerability Management で資産に割り当てられたタグ。

注意: tags オブジェクトは常に空であり、Tenable API との互換性を維持しているように見えます。タグデータはタグペイロードファイルで送信されます。
updates[].asset.tags[].category 文字列 タグカテゴリ識別子。
updates[].asset.tags[].value 文字列 タグ値の識別子。
updates[].asset.mac_addresses[] 文字列の配列 資産に関連付けられている MAC アドレスのリスト。
updates[].asset.operating_systems[] 文字列の配列 スキャンによって資産レコードに関連付けられたオペレーティングシステム。
updates[].asset.system_type 文字列

プラグイン ID 54615 によりレポートされたシステムのタイプ。可能な値は以下のとおりです。

  • router

  • general-purpose

  • scan-host

  • embedded

updates[].asset.network_id 文字列 資産が属しているネットワークの ID.デフォルトのネットワーク ID は 00000000-0000-0000-0000-000000000000 です。ネットワークオブジェクトに関する詳細は、Manage Networks (ネットワークの管理) を参照してください。
updates[].scan オブジェクト 検出結果を検出したスキャンに関する情報。
updates[].scan.completed_at 文字列 スキャンが完了した日時を示す ISO タイムスタンプ。
updates[].scan.schedule_uuid 文字列 スキャンスケジュールの一意の識別子。
updates[].scan.started_at 文字列 スキャンが開始された日時を示す ISO タイムスタンプ。
updates[].scan.uuid 文字列 スキャンの UUID。
updates[].scan.target 文字列 スキャンのターゲット IP またはホスト名。
deletes[] オブジェクトの配列 ペイロードで削除されたホスト監査オブジェクトが含まれます。
deletes[].id 文字列 削除されたホスト監査の ID。
deletes[].deleted_at 文字列 ホスト監査が削除された日時を示す ISO タイムスタンプ。
first_ts 文字列 ペイロードの最初のエントリの日時を示す Unix タイムスタンプ。
last_ts 文字列 ペイロードの最後のエントリの日時を示す Unix タイムスタンプ。