スキャンステータス

Tenable Vulnerability Management は、設定された各スキャンのスキャンステータスを提供します。

スキャンが進行中の場合、Tenable Vulnerability Management は完了したスキャンタスクの数の割合を示します。

たとえば、1 回のスキャンで 120 個未満の IP アドレスをスキャンする場合、Tenable Vulnerability Management は 1 つのスキャンタスクを作成し、完了時には進行状況パーセンテージが 0% から 100% に変わります。

ただし、120 個を超える IP アドレスをターゲットにした場合、Tenable Vulnerability Management は複数のスキャンタスクを作成します。各タスクが完了すると、完了したタスクの数に応じて割合が変化します。たとえば、300 個の IP アドレスをターゲットとするスキャンが 3 つのスキャンタスクに分割され、各タスクが完了すると、進捗バーのパーセンテージが更新され、タスクが完了と表示されます。

注意: スキャンを一時停止すると、Tenable Vulnerability Management は完了した結果を処理に回します。スキャンを再開すると、Tenable Vulnerability Management は未完了の結果を生成するために 1 つまたは複数の新しいスキャンタスクを作成します。したがって、スキャンを一時停止すると、進行状況のパーセンテージが更新される場合があります。

ヒント: Tenable Vulnerability Management スキャンでは、スキャンステータスにカーソルを合わせるとポップアップウィンドウが表示され、スキャンされたターゲットの数や経過時間または最終スキャン時間など、より多くのステータス情報が示されます。ウィンドウには、スキャンの現在のステータスに基づいて異なる情報が表示されます。

Tenable Vulnerability Management スキャンでは、次のステータスの値を持つことができます。

ステータス 説明

Tenable Vulnerability Management スキャン

ヒント: 一般的な Tenable Vulnerability Management スキャンのステータスフローは、初期化中実行中結果の公開中完了済みです。

中止

実行中に Tenable Vulnerability Management またはスキャナーで問題が発生したために、直近のスキャン実行が不完全、あるいはスキャンが 4 時間以上実行されずにキューに残っていた場合。実行中に発見した問題の詳細については、スキャンの警告を表示してください。

キャンセル

ユーザーのリクエストにより、Tenable Vulnerability Management がこのスキャンの直近の実行を正常に停止しています。

完了

スキャンの最新の実行が完了しています。

Empty

スキャンが、空であるか (新規もしくは実行前)、保留中 (Tenable Vulnerability Management がスキャンの実行リクエストを処理中) のどちらかです。

Imported

このスキャンはユーザーがインポートしたものです。インポートしたスキャンは実行できません。スキャン履歴は、インポートされたスキャンでは利用できません。

Pausing

ユーザーがこのスキャンを一時停止したため、Tenable Vulnerability Management が処理中です。

Paused ユーザーの要求により、Tenable Vulnerability Management がスキャンに関連するアクティブなタスクを正常に一時停止しました。一時停止されたタスクは、タスクに割り当てられたスキャナーのタスク容量を消費し続けます。Tenable Vulnerability Management により一時停止されたスキャンジョブから新規タスクがディスパッチされることはありません。スキャンが 14 日を超えて一時停止状態になると、スキャンはタイムアウトします。Tenable Vulnerability Management はスキャナー上の関連タスクを中止させ、スキャンを中断済みに分類します。
Pending

Tenable Vulnerability Management がスキャンを開始するためにキューに入れ、割り当てられたセンサーにスキャンタスクを割り当てています。

注意: Tenable Vulnerability Management は、4 時間以上 保留中ステータスになったままのスキャンを中止します。Tenable Vulnerability Management によってスキャンが中止された場合は、重複するスキャンの数が減るようにスキャンのスケジュールを変更してください。問題が解決しない場合は、Tenable サポート にお問い合わせください。

結果の公開中 Tenable Vulnerability Management は、Tenable Vulnerability Management ユーザーインターフェースで表示および使用する目的でスキャン結果データを処理して保存します。結果の公開中ステータスは、実行中ステータスが 100% に達すると開始します。
再開中 Tenable Vulnerability Management はユーザーがスキャンを再開した後の、タスクの再開処理中です。Tenable Vulnerability Management はスキャンが一時停止した場所からタスクを開始するようスキャナーに指示します。スキャンの再開時に Tenable Vulnerability Management またはスキャナーが問題を発見した場合、スキャンは失敗し、Tenable Vulnerability Management はスキャンのステータスを中断済みへと更新します。
実行中

スキャンは現在実行中です。このステータスが表示されている間に、スキャンのセンサーは割り当てられたスキャンタスクを完了し、Tenable Vulnerability Management はスキャン結果を処理します。スキャンの実行中は、ステータスの横に進行状況バーが表示されます。進行状況バーには、完了したタスクの割合が表示されます。

停止中 ユーザーがスキャンを停止した、スキャンがタイムアウトした、または Tenable Vulnerability Management が関連するすべてのスキャンタスクの完了後にスキャンを停止しています。