Tenable Nessus の復元

Nessus CLI を使用し、Tenable Nessus の以前のバックアップを使用して後から任意のシステム (異なるオペレーティングシステムでも可) に復元できます。Tenable Nessus をバックアップするときに、ライセンス情報と設定が保存されされますが、Tenable Nessus はスキャン結果は復元されません。

Tenable Nessus の以前のバージョンで作成されたバックアップであっても復元できます。たとえば Tenable Nessus 10.5.1 を使用している場合、Tenable Nessus 10.4.0 で作成されたバックアップを復元できます。

注意: Linux システムと Windows システムとの間で、プラットフォームをまたぐバックアップおよび復元を行う場合、Tenable Nessus を復元した後に、スケジュールを使用する Tenable Nessus の設定を再度設定する必要があります。これは、双方のオペレーティングシステムで異なるタイムゾーン名が使用されているため、これらのプラットフォームの間でスケジュールが正しく転送されないためです。

注意: 別のデバイスまたは MAC アドレスで Tenable Nessus Manager のバックアップを復元すると、ライセンスは適切に検証されません。

この問題を修正するために Tenable では、 nessuscli fix --reset コマンドを実行してから、nessuscli fetch --register コマンドを実行することで、新しいデバイスまたは MAC アドレスに Tenable Nessus Manager を登録することをお勧めしています。または、ライセンスポータルからライセンスをリセットすることもできます。

この問題は、クラスタリングが有効になっていない場合にのみ Tenable Nessus Manager で発生します。クラスタリングを有効にして Tenable Nessus Manager を復元すると、ライセンスが正常に検証されます。

始める前に

Tenable Nessus を復元する方法

  1. コマンドターミナルから Tenable Nessus にアクセスします。
  2. Tenable Nessus サービスを停止します。

    Tenable Nessus によってすべてのプロセスが終了します。

  3. 以下のコマンドを実行して、以前に保存したバックアップファイルから Tenable Nessus を復元します。

    > nessuscli backup --restore path/to/<backup_filename>

    Tenable Nessus によってバックアップが復元されます。

  4. Tenable Nessus サービスを停止して開始します。

    Tenable Nessus が初期化を開始し、バックアップのライセンス情報と設定を使用します。