資産の設定とインポートのスケジュール設定
注意: Tenable for Assets は、Tenable Security Center バージョン 5.7 以降のみに対応しています。
資産統合により、ServiceNow は既存の CI に一致する Tenable 資産を取得できます。OT Security for VR と ITSM はどちらも、Tenable からの脆弱性に関連する適切な資産の検出は、このアプリに依存しています。
注意: OT Security for VR または Tenable for ITSM に移行する前に、Tenable 資産と ServiceNow CI が一致するように統合を完全に設定し調整することが大切です。
資産の統合設定を行うには、次の手順に従います。
- Tenable Connector の設定
- Tenable 資産の ServiceNow への同期を設定する
- IRE ルールの設定
- オペレーショナルテクノロジー (OT) デバイスのインポート
- (任意) ServiceNow から Tenable Vulnerability Management の資産の同期を設定するTenable Vulnerability Management
- (任意) ServiceNow から Tenable Security Center への資産の同期を設定する
- ServiceNow にログインします。
- [Tenable Connector Application] (Tenable コネクタアプリケーション) へ移動します。
- 左側のメニューで、[Tenable Connector] (Tenable コネクタ) をクリックします。
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サブメニューで、[Connectors] (コネクタ) をクリックします。
[Tenable Connectors] (Tenable コネクタ) ページが表示されます。
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使用する Tenable コネクタ (Tenable Vulnerability Management、Tenable Security Center、または Tenable.ot) をクリックします。
[Tenable Connector] (Tenable コネクタ) ページが表示されます。
- [Scheduled Jobs] (定期ジョブ) セクションで、[New] (新規) をクリックします。
[Tenable Scheduled Import] (Tenable 定期インポート) ページが表示されます。デフォルトでは、[Tenable Product] (Tenable 製品) および [Connector] (コネクタ) フィールドに、ステップ 5 で選択した Tenable アプリケーションまたはコネクタが入力されています。
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[Tenable Application] (Tenable アプリケーション) ドロップダウンボックスで、[Service Graph Connector for Tenable for Assets] を選択します。
Tenable Vulnerability Management
Tenable Security Center
Tenable.ot
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[Tenable Job Type] (Tenable ジョブ タイプ) ドロップダウンボックスから、[Asset] (資産) ジョブタイプを選択します。
注意: ドメインで分離された環境にいる場合、ドメインはコネクタレコードと同じ値に設定されます。これが正しくない場合は、適切なドメインに新しいコネクタレコードを作成してください。
- [Import Export] (インポート/エクスポート) ドロップダウンボックスから、[Import] (インポート) を選択します。デフォルトでは、[Import] (インポート) が選択されています。
- [Name] (名前) テキストボックスで、スケジュール済みのジョブに一意の名前を入力します。
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インポートに関するオプションを設定します。
オプション 説明 T.sc Query (T.sc クエリ) (Tenable Security Center のみ) インポートで使用するクエリを選択します。 注意: 使用できるクエリがない場合は、Tenable Security Center のドキュメントのクエリを参照して、新しいクエリを追加します。次に、クエリ定期インポートを実行して、ServiceNow にクエリをプルします。完了すると、このオプションで新しいクエリを選択できます。
Initial Run - Historical Data (初回実行 - 履歴データ) 最初のインポートで取得する履歴データの期間 (日数)。
Last Run (最終実行) インポートが最後に実行された日時。 Active (アクティブ) 選択した場合、定期ジョブが設定されたスケジュールで実行されます。[Run Type] (実行タイプ) が [Periodically] (定期的) で、[Active] (アクティブ) が [true] の場合、インポートまたはエクスポートを送信すると、アセット同期が自動的に実行されます。デフォルトでは、この設定が選択されています。 スケジュール Edit Run Schedule (実行スケジュールの編集) [Run Type] (実行タイプ) および [Repeat Interval / Time] (繰り返し間隔/時間) を編集する場合は、このボックスを選択します。
Run Type (実行タイプ) インポートを実行する頻度。
Repeat Interval / Time (繰り返し間隔/時間) インポートを実行する時間 (hh/mm/ss)。
- [Submit] (送信) をクリックします。
注意: 資産が適切に設定されているかどうかを確認してください。資産の設定は、統合を適切に行うために重要です。この設定手順でエラーが発生すると、その後のすべての設定に影響します。
識別および調整エンジン (IRE) は、CMDB で一致を特定し、CI を作成できるかどうか、およびさまざまなソースによってどの CI フィールドを更新できるかを判断するための ServiceNow のシステムです。Tenable から資産をインポートする前に、ServiceNow のドキュメントを参照して、IRE が環境に対して正しく設定されていることを確認してください。
注意: デフォルトでは、インポートのたびに Tenable データが CI フィールドを更新します。ServiceNow Paris 以降を使用している場合は、リコンシリエーションルールを使用して、更新する資産データを制御することができます。データソースルールを使用して、Tenable が新しい CI を作成しないようにすることができます。
注意: ServiceNow には、標準装備の一般的な識別ルールが用意されています。ただし、ご使用の環境に合わせてこれらのルールをカスタマイズする必要がある場合があります。デフォルトでは、インポートのたびに Tenable データを使用して CI フィールドが更新されます。リコンシリエーションルールを使用して、Tenable が更新できる CI フィールドを制御できます。デフォルトでは、Tenable は CMDB に新しい CI を作成できます。データソースルールを使用して、Tenable が新しい CI を作成しないようにすることができます。デフォルトでは、異なる CI クラスで一致が見つかった場合、CI は自動的に再分類されません。CI 再分類の詳細については、こちらを参照してください。この動作を変更するには、 x_tsirm_tio_cmdb.updateWithoutDowngrade および x_tsirm_tio_cmdb.updateWithoutSwitch システムプロパティを変更します。
- ServiceNow にログインします。
- 左パネルのフィルターナビゲーターで、「CI Class Manager」と入力します。
- [CI Class Manager] (CI クラスマネージャー) をクリックします。
[CI Class Manager] (CI クラスマネージャー) ページが開きます。
- [Open Hierarchy] (階層を開く) をクリックします。
[CI Classes] (CI クラス) パネルが開きます。
- [CI Classes] (CI クラス) パネルで、[Hardware (2032)] (ハードウェア (2032)) をクリックします。
[Hardware] (ハードウェア) ページが表示されます。
- [Class Info] (クラスの詳細) セクションで、[Identification Rule] (識別ルール) をクリックします。
[Identification Rule] (識別ルール) ページが表示されます。
- [Serial Number] (シリアル番号) ルールをクローンまたは編集します。
[Edit Identifier Entry] (識別エントリを編集) ウィンドウが表示されます。
- [Advanced Options] (詳細オプション) をクリックします。
- [Advanced Options] (詳細オプション) セクションで、[Enforce exact count match] (数の完全一致を適用) チェックボックスの選択を解除します。
- [Save] (保存) をクリックします。
[Identification Rule] (識別ルール) ページに戻ります。
- [Network Adapter] (ネットワークアダプター) ルールをクローンまたは編集します。
[Edit Identifier Entry] (識別エントリを編集) ウィンドウが表示されます。
- [Network Adapter] (ネットワークアダプター) ルールに対して、ステップ 8~10 を繰り返します。
次の手順
IRE ルールの変更が次のインポート時に適用されていることを確認し、相関データのクリーニングを行います。
次のバックグラウンドスクリプトは、Tenable データ、CMDB、IRE データ間の直接的な相関のクリーニングを行うための例です。サードパーティデータと既存の ServiceNow CI の整合性を向上させるために、IRE ルールを変更した場合は、更新されたルールを適用し、古い関係性をクリーンアップする必要があります。
var assetInfo = new GlideMultipleDelete('x_tsirm_tio_cmdb_asset_attributes');
assetInfo.execute();
// Cleanup source uniqueness This will force IRE matching
var assetSysSource = new GlideMultipleDelete(“sys_object_source”);
assetSysSource.addQuery(“name”, “STARTSWITH”, “Tenable”);
assetSysSource.execute();
注意: OT デバイスを OT Security からインポートするには、ServiceNow からのライセンスが必要です。詳細については、ServiceNow ドキュメントのOT Subscription Unit Overviewを参照し、ServiceNow アカウントチームまでお問い合わせください。
始める前に
- com.snc.itom.license プラグインを本番インスタンスにインストールするためのリクエストを ServiceNow サポートに送信します。これにより、ご使用の OT 資産について ServiceNow がレポートできます。
- ServiceNow に資産ソースとして Tenable を登録するため、Tenable 資産に含まれている修正スクリプトを実行します。
ServiceNow ユーザーインターフェースで OT デバイスの修正スクリプトを実行する手順は、次のとおりです。
- フィルターナビゲーターで、「Fix Scripts」と入力します。
- 左側のナビゲーションペインで、[Fix Scripts] (修正スクリプト) をクリックします。
利用可能な修正スクリプトがページに表示されます。
-
検索ボックスで、「Add Tenable.ot to ITOM License」を名前で検索します。
-
検索結果で、[Add Tenable.ot to ITOM License] (Tenable.ot に ITOM ライセンスを追加) をクリックします。
-
右上の [Run Fix Script] (修正スクリプトを実行) をクリックします。
修正スクリプトが実行されます。