攻撃インジケーターインシデント
インシデントの攻撃インジケーター (IoA) リストは、Active Directory (AD) に対する特定の攻撃の詳細情報を提供します。これにより、IoA の深刻度レベルに応じて必要なアクションを実行できます。
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Tenable Identity Exposure で、ナビゲーションペインの [攻撃インジケーター] をクリックします。
[攻撃インジケーター] ペインが開きます。
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任意のドメインタイルをクリックします。
[インシデントのリスト] ペインが、ドメインで発生したインシデントのリストとともに表示されます。
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このリストから、次のいずれかを実行できます。
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特定のインシデントを検索するための検索条件を定義します (1)。
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AD に影響を与えている攻撃に関する詳しい説明にアクセスします (2)。
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インシデントをクローズするか再オープンします (3)。
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すべてのインシデントが表示されたレポートをダウンロードします (4)。
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[インシデントのリスト] ペインで、[閉じられたインシデント]トグルを [はい] に切り替えます。
Tenable Identity Exposure は、閉じられたインシデントでリストを更新します。
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再度開くインシデントを選択します。
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ペインの下部で、ドロップダウンメニューをクリックし、[選択されたインシデントを再度開く] を選択します。
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[OK] をクリックします。
Tenable Identity Exposureがインシデントを再度開いたことを確認するメッセージが表示されます。
インシデントの詳細
インシデントのリストの各エントリには、次の情報が表示されます。
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日付 - IoA をトリガーしているインシデントが発生した日付。Tenable Identity Exposure は、タイムラインの一番上に最新のインシデントを表示します。
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ソース - 攻撃元とその IP アドレス。
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攻撃手法 - 攻撃中に何が起きたかについての説明。
ヒント: IoA の詳細情報を表示するには、攻撃手法にカーソルを合わせます。 -
宛先 - 攻撃先とその IP アドレス。
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攻撃名 - 攻撃の技術的な名前。
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ドメイン - 攻撃が影響を与えたドメイン。
ヒント: [インシデントのリスト] でインタラクティブな要素 (リンク、アクションボタンなど) をいくつかクリックすると、Tenable Identity Exposureに最大 5 つのペインを表示することができます。すべてのペインを同時に閉じるには、ページ内の任意の場所をクリックします。
攻撃の詳細
インシデントのリストから、特定の攻撃をドリルダウンし、必要なアクションを実行して修正できます。
攻撃の詳細を表示するには
説明[説明] タブには、以下のセクションがあります。
インシデントの説明 - 攻撃に関する簡単な説明が表示されます。
MITRE ATT&CK 情報 - Mitre Att&ck (Adversarial Tactics, Techniques, and Common Knowledge) ナレッジベースから取得された技術的な情報が表示されます。Mitre Att&ck とは、攻撃者による攻撃を分類し、攻撃者がネットワークを侵害した後に行った操作を解説するフレームワークのことです。サイバーセキュリティのコミュニティによる共通認識を可能にする、セキュリティの脆弱性に対する標準識別子も提供されています。
追加のリソース - 攻撃に関するさらに詳しい情報を掲載したウェブサイトや記事、ホワイトペーパーへのリンクが記載されています。
YARA 検出ルール[YARA 検出ルール] タブは YARA ルールについて説明しています。Tenable Identity Exposure はこれらのルールを使用して、ネットワークレベルで AD 攻撃を検出し、Tenable Identity Exposureの検出チェーンを強化します。
注意: YARA とは、主にマルウェアの研究や検出に使用されるツールの名前です。このツールは、テキストまたはバイナリのパターンに基づいてマルウェアファミリーの記述を作成する、ルールベースのアプローチを提供します。説明が実質的に YARA のルール名となります。このルールは、一連の文字列とブール式で構成されています (出典: wikipedia.org)。関連項目