監査ポリシーの詳細設定の優先順位

必要なイベントログを有効にするために Tenable Identity Exposure が作成したグループポリシーオブジェクト (GPO) は、強制モードを有効にした組織単位 (OU) ドメインコントローラーにリンクされています。

これにより、GPO の優先度は高くなりますが、より高いレベル (ドメインやサイトなど) で設定された強制 GPO がそれより優先されます。

監査ポリシーの詳細設定の設定を定義する優先度の高い GPO が Tenable Identity Exposure のニーズと競合する場合、その GPO が優先され、Tenable Identity Exposure が攻撃検出に必要とするイベントは逸失してしまいます。

Windows は GPO によって定義された監査ポリシーの詳細設定をマージするため、異なる GPO では異なる設定が定義されている場合があります。

ただし、各設定レベルでは、優先度の高い GPO 定義の値のみが使用されます。たとえば、Tenable Identity Exposure には、認証情報の検証の監査の設定の成功値と失敗値が必要です。ただし、より高い優先度の GPO が認証情報の検証の監査の成功のみを定義する場合、Windows は成功イベントのみを収集し、Tenable Identity Exposure が必要とする失敗イベントは逸失してしまいます。