CLI で行うバックアップの復元

CLI または Tenable Core インターフェースを使用して、OT Security を復元できます。Tenable Core での復元プロセスの詳細については、バックアップの復元を参照してください。CLI を使用して復元するには、次の手順を実行します。

注意: 復元できるのは、Tenable Core バックアップユーティリティを使用して作成したバックアップのみです。バージョン 3.18 より前の OT Security からの古いバックアップには互換性がありません。3.18 より前の OT Security の古いバージョンでキャプチャしたバックアップから復元しようとする場合、必要な手順とコマンドについてはサポートにお問い合わせください。

始める前に

  • 復元するバックアップ .tar ファイルがあることを確認します。SCP (セキュアコピープロトコル) ユーティリティを使用して、.tar ファイルを ICP システムにコピーします。

    注意: OT Security のバックアップファイルは、Tenable Core[バックアップ/復元] ページからダウンロードできます。詳細については、バックアップの復元を参照してください。
    OT Security バックアップファイルの例: tenable-ot-tenable-s2cc78kg-2024-03-21T135648.tar

CLI を使用して OT Security を復元するには、次のようにします。

  1. ICP システムにアクセスするには、次のいずれかを行います。
  2. ターミナルで次のコマンドを実行して、.tar バックアップファイルを抽出します。

    コピー
    tar -xvf file-name.tar

    ここでの file-name.tar バックアップファイルの名前です。

    .tar バックアップファイルが /home/admin/folder-name のフォルダーに解凍されます。

    注意: 抽出されたファイルには、より小さい tar.xz ファイルが含まれます。

  3. 次のコマンドを実行してサービスを停止し、バックアップファイルが置き換える既存のデータを削除します。

    コピー
    sudo systemctl stop anthology
    cd /opt/indegy
    sudo rm -rf *db*
    sudo rm -rf machine_id/id
    cd ~

  4. 手順 3 で抽出した .tar ファイルを含むフォルダーに切り替えます。

    cd <folder-name>

    ここでの folder-name は抽出されたファイルを含むフォルダーの名前です。

  5. (オプション) ls コマンドを実行して、バックアップの tar.xz ファイルのリストを表示します。

  6. 次のコマンドを実行して、バックアップファイルを抽出し、アプリケーションを復元します。

    コピー
    for i in *.tar.xz; do tar -xvf "$i" -C "/opt/indegy/" "*db*"; done
    for i in *.tar.xz; do tar -xvf "$i" -C "/opt/indegy/" "machine_id/id"; done

    注意: 上記のコマンドは、バックアップからすべてのファイルをそれぞれのフォルダーに抽出します。エラーメッセージが表示された場合は、.tar ファイルの解凍時に作成されたフォルダーからコマンドを実行していることを確認してください。

  7. OT Security を再起動します。

    コピー
    sudo systemctl start anthology

    OT Security が復元され、アプリケーションにアクセスできるようになります。

  8. OT Security が実行されていることを確認するには、ブラウザからポート 443 (HTTPS) で OT Security ユーザーインターフェースにログインします。