ファイヤーウォールに関する考慮事項

OT Security システムを設定する際、Tenable システムが正しく動作するように、オープンポートを緻密に計画することは重要です。次の表は、OT Security ICP および OT Security センサーで使用するために予約するポート、アクティブクエリを実行するために必要なポート、Tenable Vulnerability ManagementTenable Security Center との統合に必要なポートを示しています。

注意: ファイヤーウォールの通過を許可する必要がある Tenable のウェブサイトとドメインのリストについては、ナレッジベースの記事を参照してください。

OT Security Core プラットフォーム

OT Security Core プラットフォームとの通信のために、次のポートは開いたままにしてください。

注意: EM で一元化されたアップデートが機能するには、ICP がポート 28305 および 8000 (TCP) に到達できる必要があります。
通信方向 ポート 通信先 目的
インバウンド TCP 443 OT Security アプライアンスのウェブインターフェース OT Security へのブラウザアクセス
インバウンド TCP 8000 Tenable Core 用ウェブインターフェース Tenable Core へのブラウザアクセス
インバウンド TCP 443 および TCP 28304 OT センサー センサーの認証、ペアリング、センサー情報の受信。
アウトバウンド TCP 443 および TCP 28305 OT Security EM ICP と EM のペアリング
インバウンド TCP 22 SSH アクセス用アプライアンス OS またはアプライアンスへのコマンドラインアクセス
アウトバウンド TCP 443 Tenable Security Center 統合のためにデータを送信
アウトバウンド* TCP 443 cloud.tenable.com 統合のためにデータを送信
アウトバウンド* さまざまな産業用プロトコル PLC/ コントローラー アクティブクエリ
アウトバウンド* TCP 25 または 587 アラート用メールサーバー SMTP (アラートメール、レポート)
アウトバウンド* UDP 514 Syslog サーバー ポリシーイベントアラートと syslog メッセージを送信する
アウトバウンド* UDP 53 DNS サーバー 名前解決
アウトバウンド* UDP 123 NTP サーバー タイムサービス
アウトバウンド* TCP 389 または 636 AD サーバー AD LDAP 認証
アウトバウンド* TCP 443 SAML プロバイダー シングルサインオン
アウトバウンド* UDP 161 SNMP サーバー Tenable Core に対する SNMP 監視
アウトバウンド* TCP 443

*.tenable.com

*.nessus.org

自動プラグイン、アプリケーション、OS アップデート**
アウトバウンド

TCP 10146 (セキュアポート)

 

IoT コネクタ ICP を IoT コネクタエージェントに接続する

*オプションサービス

**オフライン手順が利用可能

OT Security センサー

OT Security センサーとの通信のために、次のポートを開いたままにしておく必要があります。

通信方向 ポート 通信先 目的
インバウンド TCP 8000 ウェブインターフェース ユーザー GUI へのブラウザアクセス
インバウンド TCP 22 SSH アクセス用アプライアンス OS またはアプライアンスへのコマンドラインアクセス
アウトバウンド* TCP 25 アラート用メールサーバー SMTP (アラートメール、レポート)
アウトバウンド* UDP 53 DNS サーバー 名前解決
アウトバウンド* UDP 123 NTP サーバー タイムサービス
アウトバウンド* UDP 161 SNMP サーバー Tenable Core に対する SNMP 監視
アウトバウンド TCP 28303 ICP/OT Security
センサーから通信を送信、ICP/OT Security で受信
認証されていない、もしくはパッシブのみのセンサー接続
アウトバウンド TCP 443 および TCP 28304 ICP/OT Security
センサーから通信を送信、ICP/OT Security で受信
センサーと ICP 間の認証済み / 安全なトンネル

*オプションサービス

アクティブクエリ

アクティブクエリを使用するには、以下のポートを開いたままにしておく必要があります。

注意: OT Security は、これらのプロトコル全体に対するクエリをサポートしていますが、すべてのクエリがお客様の環境に適用されるわけではありません。最適な結果を得るために、OT Security (または OT Security センサー) と近隣のリモートデバイス間で、リストされているポートの中からできるだけ多くのポートを開いてください。このアクションにより、正確な識別とクエリが可能になります。

プロトコル ポート 通信先 目的
ICMP   一般/その他 ネットワークレベルの資産検出/ping
TCP 21 一般/その他 FTP ファイル転送
TCP/UDP 53 DNS サーバー ドメインネームシステム (DNS) 解決クエリ
TCP 80 一般/その他 HTTP フィンガープリントおよびウェブインターフェースアクセス
TCP 102 Siemens デバイス 製造メッセージ仕様 (MMS)、IEC 61850 と重複
TCP 102 Siemens デバイス 変電所および SCADA デバイスの IEC 61850/MMS
TCP 102 Siemens デバイス 自動化デバイスの S7/S7+/MMS 通信
UDP 111 Emerson Ovation デバイス Ovation の RPC サービス登録/検出
TCP 135 Windows デバイス システムおよびネットワーク管理の WMI クエリ
UDP 137 一般/その他 Windows ネットワーク検出の NetBIOS ネームサービス (NBNS)
UDP 138 一般/その他 Windows ファイル/プリンター共有の NetBIOS データグラムサービス (NBT)
UDP 161 一般/その他 SNMP ポーリングおよびトラップ通信
TCP 443 一般/その他 HTTPS フィンガープリントおよび安全なウェブサービス
TCP 445 Windows デバイス システム管理の WMI/SMB クエリ (一部のケースでは 135 に代わる)
TCP 502 OT デバイス PLC およびメーターとの Modbus TCP 通信
UDP 1069 Cognex カメラ Cognex ビジョンシステム検出プロトコル
TCP 1911 BMS コントローラー Niagara FOX 非暗号化プロトコル
TCP 1962 Phoenix Contact デバイス PC Worx エンジニアリングおよびコントロール通信
TCP/UDP 2001 Profinet デバイス コントローラーおよび I/O モジュールの Profinet デバイス通信
TCP 2001 Siemens デバイス SICAM/PROFINET (レガシーおよび変電所のデバイス)
TCP 2222 Rockwell デバイス ControlLogix/PLC 通信の PCCC プロトコル
TCP 2404 SCADA デバイス RTU および変電所通信の IEC 60870-5-104
TCP 3389 Windows デバイス RDP (リモートデスクトッププロトコル)
TCP 3500 Bachmann M1 デバイス Bachmann M1 コントローラー通信
TCP 4000 Emerson デバイス Emerson ROC 4000 コントローラーデータ/コントロール
TCP 4444 Schneider Electric SmartX コントローラー (EcoStruxure Building Operation)
UDP 4800 Moxa デバイス Moxa デバイス検出プロトコル
TCP 4911 BMS コントローラー Niagara FOX セキュア (TLS/SSL) プロトコル
TCP 5001 Bosch デバイス Bosch PSI (プログラマブルシステムインターフェース)
TCP 5002 Mitsubishi デバイス MELSEC PLC MC プロトコルオーバー TCP
TCP 5007 Mitsubishi デバイス MELSEC PLC 追加通信ポート
UDP 5009 Mitsubishi デバイス MELSEC Finder ブロードキャスト (デバイス検出)
TCP 5033 Siemens デバイス P2 プロトコル (レガシー Siemens 自動化システムで使用)
TCP 5050 Saia-Burgess デバイス Saia PCD コントローラー通信
TCP 5094 HART-IP スマートインストルメンテーションの HART-IP オーバー TCP
TCP 5313 Yokogawa DCS CENTUM DCS エンジニアリングインターフェース
TCP 5432 SEL (Schweitzer) デバイス エネルギーデバイスの PostgreSQL データベースアクセス
TCP 6626 WAGO デバイス WAGO I/O 通信およびプログラミング
TCP 7700 Schneider Electric ION パワーメーターおよびエネルギー管理システム
TCP 8000, 8008, 8080, 8443, 8800 一般/その他 共通 HTTP/HTTPS 代替ポート
TCP 9940 Yokogawa DCS CENTUM ステータスおよび診断
UDP 12321 Honeywell デバイス Honeywell FTE UDP 検出/冗長性
TCP 18245 Schneider デバイス M340/M580 PLC の SRTP (Schneider リアルタイムプロトコル)
TCP 18507 Emerson デバイス Emerson ROC/フローコンピューター (FACE プロトコル)
TCP 18508 Emerson デバイス Emerson ファームウェアアップグレードサービス (UPGD)
TCP 20256 GE デバイス Proficy iFIX/CIMPLICITY SCADA の PCOM プロトコル
TCP 20547 Procon PROCON OS リモート管理インターフェース
TCP 24576 ABB デバイス 変電所自動化の ABB ネットワークコントロール (ABB_NC) プロトコル
TCP 34964 Siemens デバイス PROFINET 接続管理 (PROFINET CM)
TCP 39329 Emerson デバイス Ovation/VME ベースのコントロールシステム
TCP/UDP 44818 OT デバイス Rockwell デバイスの CIP (Common Industrial Protocol)
UDP 47808 BMS コントローラー 建物自動化デバイスの BACnet/IP 通信
TCP/UDP 48898 Beckhoff デバイス コントローラーおよびエンジニアリング通信の ADS/TwinCAT プロトコル
UDP 48899 Beckhoff デバイス ADS/AMS 検出 (TwinCAT/Beckhoff IPC)
TCP 50000 Siemens デバイス SIPROTEC 4 リレー通信
TCP 51966 Honeywell デバイス Honeywell FTE (Fault Tolerant Ethernet) 通信
TCP 55553 Honeywell デバイス Experion PKS の CEE (Control Execution Environment) 通信
TCP 55565 Honeywell デバイス Experion PKS の冗長性のための FTE (Fault Tolerant Ethernet) 通信

OT Security の統合

Tenable Vulnerability Management および Tenable Security Center の統合との通信のために、次のポートを開いたままにしておく必要があります。

通信方向 ポート 通信先 目的
アウトバウンド TCP 443 cloud.tenable.com Tenable Vulnerability Management の統合
アウトバウンド TCP 443 Tenable Security Center Tenable Security Center の統合

IoT コネクタエージェント

通信方向 ポート 通信先 目的
アウトバウンド

TCP 10146 (セキュアポート)

 

IoT コネクタ ICP を IoT コネクタエージェントに接続する
アウトバウンド

TCP 10104 (安全でないポート)

 

IoT コネクタ ICP を IoT コネクタエージェントに接続する